夏ドラマ 『黒革の手帖』1話のあらすじと感想

黒革の手帖

武井咲主演の『黒革の手帖』の放送が始まりました。松本清張原作で、これまで何度もドラマ化されてきた『黒革の手帖』ですが、ひとつ前は武井咲と同じ事務所の米倉涼子が同じくテレ朝で演じて大ヒットし『ドクターX』に繋がったようです。

毎回主演ドラマの視聴率がイマイチ振るわない武井咲ですが、今回は毎回大ヒットになる名作という事で、彼女にとっていい転機になるといいですね。

私は『黒革の手帖』はこれまで観た事がなかったんですが1話を見た感じ、なるほど確かに面白い。

半沢じゃないですけど、悪い奴をギャフンと言わせるドラマはスカッとしますもんね。武井咲はまた微妙なんですけど、気合入ったキャスティングが脇を固めているので、楽しめています。

っていうか、今クールそんな感じなの多いですよね。主演には不満があるけど、脇役がいいから観るって感じの。

では30分拡大だった1話の要点をまとめたあらすじと、詳しい感想を書いていきます!

■5分で読める!『黒革の手帖』1話のあらすじ

登場人物

原口元子(武井咲)…大手銀行の派遣社員として勤務している傍ら、銀座のクラブでホステスをしていた。父親が作った借金を返済することになった母親と貧しい生活を送っていた過去があり、金に対する思いが強い。銀行の不正を利用して多額の資金を手に入れ銀座に店を出すことにする。

安島富夫(江口洋介)…衆議院議員の秘書を務めていたが、議員が他界した事で自身が政治家となるため出馬することに。長谷川の口効きを頼りに選挙戦に挑む。ひったくりにあった元子を助けた事で元子の店に通うようになる。

山田波子(仲里依紗)…元子と同じ派遣社員の同僚。元子と一緒に銀行から手酷い形で契約を切られてしまう。

岩村叡子(真矢みき)…元子が銀座でホステスを始めたクラブの燭台のママ。元子に銀座のホステスのノウハウを教える。

【東林銀行】
村井亨(滝藤賢一)…元子が勤務している世田谷支店の次長。不正に加担していた。

楢林謙治(奥田瑛二)…楢林クリニックの院長。東林銀行に資金隠しの不正口座をもっている。橋田や安島の口効きで国有地を安く買い新病院の建設しようとしている。

長谷川庄司(伊東四朗)…政界に権威がある男。安島の後ろ盾になる。楢林の新病院を建設予定地の最終的な口利きの相手。

橋田常雄(高橋政伸)…上星ゼミナールの理事長。

中岡市子(高畑淳子)…楢林クリニックの看護師長。長年に渡り楢林を公私共に支えてきた。

牧野(和田正人)…銀座の美容室のオネエ店長。元子のヘアセットを担当している。銀座の噂話に詳しい。

さらっと読む『黒革の手帖』1話のあらすじ

・派遣社員として銀行の窓口で勤務する元子は新入行員の教育係を頼まれる程仕事が出来るが、所詮は派遣。昇給もボーナスもない。

・元子は岩村がママを務める銀座のクラブ『燭台』で週3回のホステスをしている。常連客の楢林が来店、元子を気に入ってアフターに誘う。楢林は新病院の建設予定地として一等地を相場の5分の1に安くして貰えるように取り計らってもらえそうだとママに話していた。

・その楢林が院長を務める楢林クリニックの看護師長の中岡は、元子が務める支店の大口取引先で、来店時は支店長が挨拶するなどVIP待遇だった。

・元子は母親が背負わされた借金の返済を、母親の死後引継ぎ、ようやく完済できるという時にひったくりに合った。バイクに乗った男2人に果敢に取り返そうとする元子。そこに安島が通りかかり助けるが、元子は礼も言わずに夢中で走り去った。

・無事に500万完済し、安いアパートの自宅で借用書を燃やしながら一服し、書き溜めていた黒革の手帖をじっくりと読み返す。


・休日に楢林が上星ゼミナールの理事長橋田とのゴルフに岩村と同伴することになった元子。楢林が国有地を払い下げてくれるよう口効きをしてくれる相手として現れたのが安島だった。

・元子は寿司を山葵を抜いてもらったり、ゴルフボールを池に入って服を濡らしてまで探すなどの純粋な女性である自己演出をして楢林や橋田の心を掴んだ。この芝居に気が付いた安島は元子のしたたかさを気に入り、店を持ったら駆けつけると約束した。

・コネ入行したヤル気の無い新入行員が窓口で騒ぎ立てた芸能人の一件を隠し撮りした写真付きでSNSに投稿してしまった事で炎上騒ぎが起こる。大手企業の娘なので首に出来ず、身代わりに派遣の元子と波子の契約の更新を急に止めて退職させる事になってしまった。支店長に濡れ衣を着せられ使い捨てられた事に激怒する元子。

・窓口業務中、中岡がいつも通り複数の口座に入金する手続きで来店する。わざと中岡を怒らせ個室対応に誘導し、時間を稼いでから人目を盗んで、手帖に書き写して暗記していた口座から自分の口座へ合計1億8千万円を振り込む。

・昼休憩に上がるフリをして、ロッカーの荷物を全て捨てて支店から出ていき、急いで別の支店へ移動して全額引き出して現金を抱えて持ち帰った。


・安島が秘書をしていた議員が病死した事をうけ、元から安島の面倒を見てきた長谷川が後ろ盾になってやるから安島が議員の地盤を引き継いで立候補しろと後押しした。

・元子が自分の口座へ送金した金の出どころは、支店長と村井が取引先と秘密裏に斡旋していた脱税用の借名口座だった。警察や銀行上層部に報告すれば自分達が懲戒免職になることは間違いない。決して口外できる問題ではないが、支店長と村井だけで1億8千万円はごまかしようがない。

・村井から連絡を受けた元子は、借名口座の詳細を書き溜めた黒革の手帖を1億8千万で買い取ってくれと交渉する。これに対し村井は元子を正行員として迎える条件を提示し、翌日支店で改めて話し合う事にして別れる。

・正行員として雇う事で1億8千万円は返して貰えるものと安心していた支店長らだったが、元子は正行員になる気もなければ、金を返すつもりもない。絶対に訴えられない支店長らの弱みを握ったままの元子は、今後一切返金を要求しないという念書を書かせて去って行った。

・岩村に燭台を辞めて自分の店を出すことにしたと話す元子に、他店の悪口を言わない、客の個人情報は決して口外してはならないという銀座のルールだけは守る様に言った。

・「手帖」という意味の「カルネ」をオープンさせた元子。ヘアセットをしてくれる銀座の美容院のオネエ店長牧野に「銀座で一番若いママ」は自分だと話す。

・オープンに駆け付けてくれた安島。ひときわ大きな花を送ってくれた長谷川を日本のドンと紹介される。楢林や橋田を連れて岩村も来てくれる。

・2億5千万の隠し預金がある楢林を絶対に逃がさない獲物だと呟いた。

■『黒革の手帖』1話の感想

・武井咲は悪女でも武井咲

何年か前に『Wの悲劇』で武井咲が双子の姉妹を演じていて、片方は蝶よ花よと可愛がられたお嬢様、もう片方は産まれてすぐ捨てられて不遇の人生を生きて来たスレた子って演じ分けをしていて、誰も信用しないし誰も愛さないっていうクールな悪女を演じていたんですけど、どこまで行っても武井咲でしたね。

今回は確かに圧倒的にストーリーが良いので、武井咲が主演でもまあまあ楽しめますが、武井咲である必要はないなと思います。もっとしたたかな感じを出せる子はいるだろうなとは思うんですよね。

1億8千万を手に入れてから突然銀座の女モードになって身なりが変わったんですが、着物姿は凄く綺麗なんですけど、支店に現れた時の黒ずくめの恰好な凄いダサかったです。あんな高い位置で髪を結ばんでもいいじゃないかと。


・振り切ってからの高嶋政伸が好き

今回ゴルフとカルネのオープンの時と2回だけ出て来ただけの高嶋政伸なんですけど、泥沼離婚あたりから振り切ってて、アクの強い役をやるようになって、姉さん事件ですとか純朴な役ばっかやってた時より生き生きしてて好きですね!

最近は本当にヤバい役しかやらないんですけど、追い詰めたら何するのかわからないくらい狂気を孕んだ芝居がとても魅力的です。

金にがめつくて、女も金でどうにかできると思っていそうな橋田が、どうコテンパンにされるのか期待しています。


・チョイ役の斎藤さんとほないこか

冒頭に斎藤さんの役で斎藤司が出ていましたね。必死に「斎藤さんだぞ」ってネタやってて、それだけかと思ったらちゃんと話のキーになっていました。芝居っていうよりは完全にコントになっていましたけども。

何故か女優デビューしたゲス乙女のほないこかさん。綺麗なんだけど、あのメンバーの中では綺麗だったんだなと、武井咲に並ばせて気が付きましたね。でもコネで入って好き放題って感じの役はハマっていました。


・ハマりまくっている真矢みき

元子に銀座の女たるもののノウハウを教えるママ役の真矢みきのハマりっぷりが凄い!銀座で戦って生き残ってきたんだなって貫禄を感じます。

『踊る』で初めて真矢みきを観た時は、いかにも宝塚!って感じのわざとらしい芝居で受け付けなかったんですけど、久しぶりに観た真矢みきはめっちゃカッコイイ姐さんでした。

これから敵になってしまう展開もあるんでしょうか。ちょこちょこと助言をくれる良い先輩って感じの関係が続いて欲しいなあ。

・松本清張らしい古臭さはなかったけれども…

松本清張が原作って事で時代錯誤にならないか心配でしたけど、個人情報をSNSに上げてしまって問題になるとか、イマドキなテイストを入れて古臭くは感じなかったんですけど

やたらと「国有地の払い下げ」とか「政界で口利き」とかいう話が使われてて、なんかメディア的な圧力を感じましたね。小さな巨人で森友問題のオマージュが出て来た時に似たウンザリ感は多少感じます。

でも『黒革の手帖』の救いは絶対に受け付けない!っていう役者が出てきてないところです。

人としてはどうなのかなって思いますけど、高畑淳子は本当に良い芝居をしますし、滝藤賢一も通常運転の目力を発動していて見応えがあります。

まあつまり、完全に主演が食われてしまっているんですけど、総合的には良作な予感がしますね!

予告では同じく派遣の契約を切られた波子が元子の店のホステスになってひと騒動する感じです。せっかくオープンしたのにトラブル起こって大丈夫ですかね?

楽しみにしています!

【2話の記事はこちら】

【2017年夏ドラマの記事一覧はこちら】

テーマ : ドラマ感想
ジャンル : テレビ・ラジオ

コメントの投稿

Secret

プロフィール

ちょっこ

Author:ちょっこ
1983年産まれ、東京生まれ東京育ち。東京ディズニーランドと同い年。ファミコンとも同い年。キレる17歳って言われていたあの世代です。

昔っからテレビっ子。ドラマ大好き。今はテレビの他にHuluでもあれこれ漁っております。

懐かしのドラマのレビューや、最新のドラマ情報やあらすじ紹介なんかをあれこれ書こうと思っています。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR